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実験例

EMTモデルの構築と阻害剤スクリーニング

NCP上ではボトムのscaffoldを利用して細胞が能動的にスフェロイドを形成します。A549ヒト肺がん細胞のスフェロイド形成初期にTGF-βでEMT(Epithelial-Mesenchymal Transition ;上皮間葉移行)を惹起した場合、カドヘリンスイッチが起こり、細胞間接着の現象と運動性の亢進によりスフェロイドが崩壊します。 こういった様子はtime-lapse顕微鏡により観察ができます。スクリーニング目的においては、このスフェロイドの崩壊の程度を低酸素プローブ(LOX-1)により、数値化が可能です。こういったphenotypic screeningにより、がんの浸潤又は転移を抑制し得るEMT阻害剤の開発が可能となります。

NCPを用いたEMTモデルにおける細胞像
明視野で細胞スフェロイドの形態変化を確認でき、低酸素プローブのシグナルによりEMTの程度を評価する。